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チェア(ICHR)養成コース2024開催!①

こんにちは、

ピラティススタジオslothsのYukiです。

 

1/24に雪が降った名古屋。

1/22から1/24まで開催していました、

インテンシブチェア

ICHRコースのレポートをお届けします。

 

 

今回のチェアコースは、2人1組でチェアを使用しました。

 

私自身はとても機能的で好きなマシンです。

 

ある程度の既往歴や制限がある方にも使用できて、

尚且つコンパクトなので。

 

担当しているお客様でも5名ほど購入されているのをお聞きしています。

 

ただ、大変機能的ですが、

指導する際に、お客様のスタートポジションなど、

気をつけてみる範囲はリフォーマー以上に広いです。

(もちろんどのマシンでも、気をつけてみることは前提なのですが)

 

支持基底面が少ないエクササイズも多いからです。

 

 

さて、チェア初日は自己紹介から始めて、

チェアの安全面と使用法の説明から!

チェアはハンドルを外すこともありますし、

ハンドルの高さをプロポーションによって変えていきます。

 

スプリングの重さはエクササイズによって変更します。

 

お客様のウェイトによっても変わるかもしれません。

 

ただ、教科書のスプリングの重さを知っておかないと

軽くするなどの理解ができませんので

まず教科書の重さをやってみて、

その微調整を行います。

 

まずはリフォーマーと同じエクササイズでもある

Footworkから。

 

股関節の可動域、スタートポジションが

リフォーマーと異なります。

 

リフォーマーでフットワークを行うと酔ってしまうかたや、

仰向けができないお客様への提供が可能です。

 

私はよく妊婦さんにレッスンで提供しています。

(必要によってバレルやストレッチポールなどの背もたれを使います)

 

フットワークのような運動は、キャデラックでも行うことができます。

 

お客様の既往歴や不得意なこと、考慮してマシンを使い分けられると

お客様が増えていくのは必然のことでしょう。

 

ジャクイン先生と養成後に少しお話をする時間があった時の会話で

 

"リフォーマーとマットだけでは足りない部分が必ずある。上級は別だけど、

様々なお客様に対応するなら、ICCBまでは取っておかないと対応できない。"

 

とおっしゃっておりました。

 

もちろん、IRとIMPは優れたメソッドです。

 

ただ、どんなお客様に対応するかを考えた時に、

ピラティスの手数が多い方が対応できるということです。

 

実際に、私の話で例えると

 

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●側弯症のお客様に、どのようなレッスンを提供するか。

横向きの動きや一側性の動きを入れるなら、マットとリフォーマーだけでは不十分です。

キャデラックのプッシュスルーバーを片手で使用したり、チェアのスプリットペダルを高確率で使います。

(私が対応できるのは機能性側弯症と特発性側弯症です。構築性は専門医の指導となります。)

 

●妊娠中のお客様には?

仰向けを基本的に避けますので、機能的なチェアも使いますし、

リフォーマーのタワー(キャデラック)を工夫して使って、股関節のグリップを緩めることも選択します。

(私は他団体でマタニティピラティスを取得しているので、その知識とSTOTTのISPをベースにしています)

 

●股関節の可動域に左右差があり、骨盤の右挙上と左シフトが起こっているお客様

 

スパインコレクターでサイドブリージング、

ローテーションwithアティテュードやサイドライングシリーズを入れてみて

そこからリフォーマーかキャデラックでベンドアンドストレッチを入れて

股関節の全ての動きを入れる

 

勿論上肢も動かしますよ。

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全てが成功したわけでなく、

毎日毎日レッスンでプログラムを考えて実施していく結果、

その方にあったサクセスパターンが出来てきたのです。

 

理論をわかっていても、理論が正しくても、

そのお客様に向いていない(痛がるために変更するなど)エクササイズもあります。

 

でもサクセスパターンをある程度持っていると

お客様の継続率が高くなります。

 

私のプログラミングは、ウォームアップ以外

お客様によって全く変えていきます。

 

正直数えていません、お客様の数だけあります。

 

何より、健康になるお手伝いでありご本人様に喜ばれるので、

この仕事は本当に社会貢献になるなあ、と感じます。

 

 

そのための勉強ですね。

 

Hamstring Press Hips down

 

エクササイズの説明中

Swan Dive on floor

このエクササイズ、私は好きなのですが

実は教科書通りの重さが全くできません。

 

お腹を適正に使用できて、股関節を伸ばせれば、とても快適にエクササイズができます。

 

このエクササイズは、重要なコツがあります。

気持ちよく伸展の可動域を出すには必須のコツです。

 

それは養成を受講した人たちの知れる特権ですね。

ここでは記載しません。

 

ただ、重さはご本人の適正な重さに変更して良いです。

 

チェアの醍醐味は、お客様のウェイトやプロポーションによって、

スプリングやスタートポジションを変える必要があるところです。

 

だからこそ、さまざまなお客様へ使用が必要なのです。

 

 

冒頭の話でもありましたが、

ある程度教科書の重さを理解しながら、

スタートポジションの適性を理解しながら

ご自身の基準も作っておかないといけない部分です。

 

さてこの日は、Mermaidというエクササイズを行なって

養成コース初日を終了しました。

 

宿題も出ました。

 

翌日に一つだけ残した初級エクササイズを実践して初級終了です。

 

 

インテンシブチェア養成2日目は残す初級エクササイズ

 

Mermaid Kneeling

 

こちらはピュアな側屈の動きを出すエクササイズ。

 

私は苦手だけど好きなのです。

 

このエクササイズでエラーが出ていないことを確認してから

上級リフォーマーのエクササイズ

semaphore

 

を行います。

 

上級はですね、初中級ができていないと絶対に出来ません。

 

ということなので、初中級はしっかりできるように練習しないとですね。

 

初級エクササイズの実践が終了したところで、

二日目の中級です!

 

このブログは一旦ここで切ります。

 

また後編をお楽しみに!